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2025年3月5日、当社大阪支社次長 深美が、日本大学理工学部駿河台キャンパスで開催された日本音響学会建築音響研究会において、建築音響に携わっている大学、研究機関、企業等の担当者に対して、『鉄道駅における音響設備について-設計時の検討項目の明確化について-』をテーマに発表を行いました。
この発表のきっかけは、鉄道会社の依頼により、当社がTOA株式会社と合同で鉄道のプラットホームという特殊な環境下においてあらゆる音響調査を行い、鉄道会社に調査結果の報告とその他改善提案を行ったことにあります。
この度、TOA株式会社の依頼を受け、建築音響研究会の場を借りまして、上記の調査内容で知り得た経験を元に「1.鉄道における音響設備の歴史」、「2.シミュレーション結果と実測値の差について」、「3.鉄道における音響設備の設計範囲について」、「4.設計施工指針について」の4項目の構成で発表しました。
後半は、「拡声音の品質認証制度と人材育成制度の実現可能性」に関するディスカッションを行い、今後の音響に関する更なる可能性を議論しました。
ご協力頂きました、鉄道会社、苣木禎史教授(千葉工業大学)、TOA株式会社、建築音響研究会の皆様に心より感謝申し上げます。
当社はこれからも建築音響の分野の発展に寄与して参りたいと存じます。