OVERSEAS
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電気技術開発では、鉄道を中心とした交通インフラの電気システムに関する
総合コンサルタントとして、海外業務に取り組んでいます。
その歴史は長きにわたり、1962年の創業以来56の国と地域において、
変電・電車線・電力・信号・通信設備を中心とした都市内及び都市間鉄道電気システムの
建設や近代化など、さまざまなステージに参画してきました。
最近では、特に環境配慮への気運の高まりを受け、多くの国々で都市交通として、
風土に適した公共交通(LRT、MRT、モノレールなど)の導入が進んでおり、
電気技術開発の活躍の場が増えてきています。
INTRODUCTION RECORD
電気技術開発では、2019年4月に営業運転が開始した、インドネシアで初の地下鉄整備事業である「ジャカルタ都市高速鉄道」のPhase Ⅰプロジェクト対象区間(全長約15.7km)にて、基本設計、入札図書の作成および入札評価を担当。その後、ジャカルタ北部のカンプンバンダン駅まで約7.8kmの区間にわたって延伸するPhase Ⅱプロジェクトに参画しました。
いずれも、電気技術開発は土木系コンサルタントの補強として参画しており、PhaseⅡでは変電・電車線・電力・信号の各設備の基本設計、入札図書の作成および入札評価を担当しました。
ミャンマーの鉄道は老朽化が進み、輸送サービスの質と安全性の向上が喫緊の課題となっています。
そのため、同国の鉄道輸送能力の増強及びより安全な運行を図り、更なる経済発展に寄与することを目的として、JICAの無償資金協力が実施されました。電気技術開発では、上記プロジェクトに施工側の補強として参画し、ヤンゴン中央駅の電子連動装置、トージャウンカレー・イワタジ間の踏切自動警報装置など、信号設備に関する施工調査、実施設計及び施工管理を行いました。
パナマ首都圏において増大する交通需要に応え、渋滞を緩和しパナマ運河西側地域とパナマ首都圏を結ぶメトロライン3号線を建設するプロジェクトで、パナマメトロ3号線(モノレール)事業として2018年8月29日に事業業者との契約が締結され、本格化することになりました。
本プロジェクトでは、パナマ運河の渡河部分を含め高低差が大きいことも考慮に入れ、効率的な大量輸送システムとして日本跨座型大型タイプのモノレールが採用されています。
電気技術開発は、鉄道システム計画・設計(電力)のポジションを担うため、土木系コンサルタントの補強として参画。全長27km14駅の区間で、受電変電所1箇所、き電変電所9箇所、基地変電所1箇所における電力システム導入のための計画・設計を行いました。