沖縄都市モノレール
沖縄都市モノレール
沖縄県では唯一の公共鉄道路線として、2003年に開業した跨座式モノレール方式の「ゆいレール」が運行されています。電気技術開発では、初期の開発段階からジョイントベンチャーの一員としてこの鉄道システムの開発に参画してきました。さらにその後、2019年に開業した首里駅から浦添市への約4.1km4駅の延長事業に設計・施工監理の立場で携わりました。また、2023年に運行開始した3両化事業では電気設備の設計に携わりました。
ゆいレール延長プロジェクトは、従来までのゆいレール建設事業で取られてきたジョイントベンチャー方式から変更され、分割発注方式が採用されることになりました。この方式では、事業発注者である沖縄都市モノレール株式会社が、初めて認可申請から工事発注・施工監理までを直接実施することになります。そのため、設備メーカーや工事業者による発注者側の支援ができなくなり、コンサルタントである電気技術開発に鉄道・モノレールの整備に関する実務経験者の配置など、執行体制支援の協力が求められました。
その背景には、ゆいレール開業時における実績とともに、当社交通技術部の、国内にある跨座式モノレールにおけるインフラ外設備の設計・施工監理に長年携わってきた実績が評価されたことがあります。
その後の3両化事業においても高品質の設計を実施しました。さらなる改良・延長工事があれば、支援体制の継続を図っていきます。
WORKS
関連実績
整備新幹線(北海道・東北・北陸・九州)
先行する東海道、山陽、東北(東京~盛岡)、上越の各新幹線の後に続く新幹線計画として、整備計画が決定した北海道(新青森~札幌)、東北(盛岡~新青森)、北陸(高崎~新大阪)、九州(博多~鹿児島中央の鹿児島ルートおよび西九州ルート)の路線を「整備新幹線」と呼びます。電気技術開発は、現在も一部で進むこれら整備新幹線各路線の建設計画に、電気設備の調査、設計等で参画しています。
仙台市地下鉄 東西線
このプロジェクトは、仙台市交通局を施主とし、仙台市の南西に位置する八木山動物公園駅から仙台市南東の荒井駅をつなぐ、地下鉄東西線の各種電気設備の設計及び施工監理を担ったものです。2004年4月から2016年7月までの間に、複数件の件名として受注。この路線の開通により、既に開業している南北線と一体となって十文字の交通軸を作り、仙台市の交通網の骨格となりました。