中日本高速道路休憩施設利用平準化対策事業
中日本高速道路休憩施設利用平準化対策事業
日本の大動脈である交通量路線である東名高速道路や新東名高速道路では、夜間や休日等の繁忙時において、サービスエリアやパーキングエリアなどの休憩施設の混雑緩和が求められており、その対応策が課題となっていました。
本設計では、休憩施設相互の利用状況を平準化することによる混雑緩和を目的として、電気技術開発がさまざまな設備・システムの検討~詳細設計までを行っています。
今回のプロジェクトでは、まずは各休憩施設において車種別の「混雑率」「滞在時間」「立寄り率」等の利用実態をリアルタイムで把握することが求められました。そこで、そのための情報収集設備について、現地状況を考慮したセンシング方法を提案し詳細設計を実施しました。
例えば、比較的安価にシステムを構築するためフリーフローETCやナンバープレート読取装置を応用したセンシングを検討し、休憩施設の規模や現地状況に応じてシステムを選定しています。
また、スマートインターチェンジではラウンドアバウトによる料金所構造であったため、標準的なスマートインターチェンジとは異なる車両管理を提案しています。
特に混雑の激しい小田原保全・サービスセンター管内においては、全線無死角で映像監視を行い、画像処理により異常事象の検出を行うためのCCTVシステムの提案を行った後に詳細設計を実施。
次に、そうしてセンシングした休憩施設の混雑情報を基に、利用者に最適な情報提供を行うための情報提供設備の詳細設計も実施しました。